整体やカイロプラクティック、鍼灸マッサージ、オステオパシー、アーユルヴェーダなどなど色々体験してみた中で私がいちばんこれはいい!と感じたのがアロマセラピーとリフレクソロジーでした。
お店でトリートメントを受けるのもすごく好きですが、お店の人に少し使い方を教えてもらえば自分でも家で簡単にケアできるのが気に入りました。
1990年代は英国アロマセラピーが日本に紹介され始めた頃でした。
訳本も続々出版されてきた頃だったので、本を読んでは書いてある症状別の対応をそのまま試してみてはその効果に感動して。
症例もたくさん載っていて、多くの不調に対応できることが分かったので、自分の不具合や傾向の対策に自分の体で人体実験するのが楽しくて。
そのうち体調も上向きになってきて、しょっちゅう風邪をひいたり、持病が痛かったりしていたのが気づけばその回数もすごく減ってきていて嬉しくなりました。
精油は身近には売ってなかったので遠方まで買いに行き・・・今のネット社会から思えば精油ひとつ手に入れるのもいちいち大変でした(・o・)
自分にとっては安い買い物ではなかったのでひとつひとつを手にとっては香りを嗅いでみて、買ってみようかやめようかと思案したのも今では良い思い出です。
そうこうしているうちに本から得る知識だけでは物足りなくなって、きちんと学んでみたくて、教えてくれるところを探したのが私の今の仕事へつながる第一歩でした。
授業の中でだったか何か本で読んだのか、正しくはどんな言葉だったのかも、もう忘れてしまったのですが、私の心にすごく響いて、今もたびたび思い出すことがあってそれは、体が治れば心も治るんだよというような内容の事。
私は病は気からという言葉にずっと傷ついてきたから。
長く病気と付き合いながらいると、気持ちがくじけたりあきらめてどうせと投げやりになったりする時だってある。つらい症状や痛みを我慢しながら元気な様子で人と付き合うのは正直しんどい時もある。
だけども外から見た目ではわからない自覚症状や痛みによる疲労を押しながら生活することは、本人にしかわからない忍耐が必要なのに、元気で普通に生活が送れる人にとっては想像ができないのだろうけれど、怠けているとか、頑張らないからできないんだとか・・・要は気持ちの持ちようが悪いからすぐつらいとか痛いとかって言うんだろうみたいな受けとられ方や言われ方をされる時があって。目には見えないのだから説明のしようもないし、説明したところできっとわかってはもらえないことだし反論のしようがない。子供の頃は特にボキャブラリーも少ないし、大人に刃向うこともできなくて(小学校の先生の中にもそういう人いたな~)
そのうち自分でも、自分の頑張りが足りないからこんな症状が出たんだとか、気持ちの持ちようが悪いから再発をくりかえしたんだとか、痛いって思うのは自分が弱いせいだとか、いつもどこかで自分を責めるような気持ちを持つようになっていました。
だけどそうじゃなくて、体の悪い部分を治せば気持ちも前向きになっていくんだよ、気持ちの持ちようが悪いから病気になったわけじゃないんだよ、という言葉はよし!なるべく体調を整えて体を楽にしてあげようやってみようという励みになったのです。
アロマセラピーの実技を学んでいる間は、他の生徒さんとペアを組んで、やってあげたりやってもらったりの繰り返し。自分がやってもらうときには自分の状態に合わせた精油を自分でチョイスして塗布してもらったりもしていました。家でももちろん先の人体実験の繰り返し。そして体が楽になった時、本当に気持ちも前向きになっていたのです。痛いところがない、いつも気にしていないといけない不調な個所がないという事がこんなにも気持ちを明るく楽にしてくれるんて。
そして少々の不調なら病院に駆け込まなくても、すぐに薬を飲まなくても自分で何とかできることがあるという自信がついてきました。
不調→病院という図式しか頭になかった私にとっては大きな変革でした。
長くなってしまいました。まだまだつづく~
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